最近は新聞で良くフレイル(衰え)に関する記事を見かけます、健康寿命の話も良くみかけますがフレイルを予防する事で健康寿命を延ばすことが出来ます。
健康寿命とは?
日本の平均寿命は平均寿命は男性が約80歳、女性が約87歳でこれは健康寿命では無く平均寿命となっています。健康上問題なく日常生活を送れる健康寿命は男性が約73歳女性が75歳と言われています。(感覚的にはもっと上な気もしますが・・)
その後は何らかの障害を受けて要介護状態になっていたり、認知症になってしまったり、寝たきりの状態となってしまう期間になるので、いかに健康寿命と差があるのかイメージがつくと思います。
オーラルフレイルとは?
フレイルとは衰えのことで、その名の通りお口の衰えのことを言います。噛んだり、飲み込んだり、お話ししたりする機能の衰えの総称で障害まではいっておらず適切に対応することでまだ改善出来る状態のことを言います。
かすれ声はフレイルの始まり
年齢を重ねると声の張りがなくなって声帯とその周りの筋肉が衰えてくる場合があります、声帯が閉じにくくなると振動がうまくできずにかすれ声になる場合があります。また痰や唾液などが咽頭に溜まり発声するときに振動するとき痰が絡まったような声になります。
この声帯の動きの低下は呼吸機能の低下だけでなく飲み込む力にも関係してきます。食べ物をお口に入れると歯で咀嚼して塊を舌で運び、喉の奥まで送って嚥下をします。飲み込む瞬間は息を止めて声帯で気管への入り口を閉鎖することで食道に食べ物を送るのですが、この声帯の動きが悪いと気管に流れてしまう場合があります。
気管に流れてしまうといわゆる誤嚥性肺炎の発症のリスクが高まってしまいます。
呼吸機能や発声機能を鍛えることで誤嚥を減らして上手く飲み込むことが出来ます。声の衰えは飲み込みの衰えにも繋がるのでサインを見逃さずに早めの対応を心がけましょう!
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