コロナ禍で多用されていました解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンですが、厚労省の通知で禁忌から慎重投与への変更がありました。
アセトアミノフェンは子供や疾患を持った高齢者によく使用される解熱鎮痛用ですので、禁忌からの使用拡大はありがたいですね、ただし慎重投与となっていますので注意は必要です。
「禁忌」から、次の者を削除 ・消化性潰瘍のある患者(症状悪化のおそれあり) ・重篤な血液の異常のある患者(重篤な転帰をとるおそれあり) ・重篤な腎障害のある患者(重篤な転帰をとるおそれあり) ・重篤な心機能不全のある患者(循環系のバランスが損なわれ心不全増悪のおそれあり) ・アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)またはその既往歴のある患者(アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる)
「慎重投与」患者を次のように見直す(上記の「禁忌」から「慎重投与」への移行も踏まえた見直し) ・(改)消化性潰瘍またはその既往歴のある患者(症状悪化または再発を促すおそれあり) ・(改)血液異常またはその既往歴のある患者(症状悪化または再発を促すおそれあり) ・(改)腎障害またはその既往歴のある患者(投与量の減量、投与間隔の延長を考慮すること。症状悪化または再発を促すおそれあり) ・(改)心機能異常のある患者(症状悪化または心不全増悪のおそれあり) ・(新)アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)またはその既往歴のある患者(アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられ、症状悪化または再発を促すおそれあり)
▽用法・用量に関連する使用上の注意として、新たに「アスピリン喘息またはその既往歴のある患者に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして300mg以下とする」ことを規定する
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