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不顕性誤嚥の危険性
最終更新: 2020年5月24日
誤嚥性肺炎は誰にでもわかるお食事の時の誤嚥により起こるものではありません、胃瘻を造設した患者さんにおいても誤嚥性肺炎は充分に起こる可能性があります。
嚥下反射、咳反射が低下してむせる症状の無い状態の誤嚥を不顕性誤嚥と言います。むせる症状があることも少ないですが、元気がない、食欲がない、微熱が続くなどは疑われる所見
になります。
不顕性誤嚥は仰臥位で夜間唾液が肺内に誤嚥することが多く、日中の覚醒時におこなう嚥下評価では不顕性誤嚥のリスク評価にはならない点に注意する必要があります。
そういった意味でも口腔衛生環境の改善は重要であり、口腔ケアは誤嚥性肺炎を予防する上で欠かせないものであると考えております。
