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唾液の作用
更新日:2020年5月31日
3大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺から大部分の唾液が1日に1〜1.5ℓも分泌されます、唾液は口腔の刺激により分泌されるので口腔を使わないと唾液の分泌は下がります。
唾液の作用としては主に以下のようなものがあります。
・咀嚼・嚥下作用
咀嚼時に食べ物と混ぜ合わさって食塊を形成することにより、その通過を容易にして飲み込みやすくします
・味覚
食物の味成分が唾液に溶け込み舌にある味蕾と呼ばれる受容器によって味を感じます
・消化作用
消化酵素のアミラーゼがでんぷんを分解して体内に吸収されやすくします
・殺菌作用
殺菌作用のある酵素や免疫グロブリンが細菌や外から入ってくるウイルスの働きを抑えて、お口を清潔に保ちます
・緩衝作用
食事をするとお口の中が酸性に傾いて歯が溶けやすい状態になりますが、唾液の重炭酸イオンの働きで中性に戻します。間食が多い場合は酸性の時間が長くなり虫歯になりやすくなります。
・自浄作用
お口の汚れを洗い流す作用があります。唾液が少ないとお口の中が汚れやすくなり,口臭が出たりします
・潤滑作用
喋ったり食べたりしても傷つかないようお口を滑らかにする作用があります
・再石灰化作用
酸性によりエナメル質の成分が溶け出しますが、唾液に含まれるミネラルが歯を修復して再石灰化を促します
これだけの作用があるので、唾液が減ってくると様々な影響が出そうですね・・・
よく食べてお口を刺激して乾燥しないようにしましょう
