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要注意の乳歯

更新日:2023年6月28日

学校の歯科検診の時期になると検診の紙を持って歯科医院に来院される方が増えてます、検診の紙でよくあるのが「要注意の乳歯があります」といった文言です。

虫歯になっているのでは無く、虫歯になりかけている要観察歯とも違います。要注意の乳歯というのは大体が乳歯が抜けないで、永久歯が見えてきている場合のことを指します、抜けない乳歯があるとどんな事が起きてしまうのか見ていきましょう。


歯科検診

 

乳歯はどんなメカニズムで生え変わるのか?


永久歯が顎の骨の中で作られ(歯胚といいます)徐々にお口に出ようとして伸びてくると乳歯の根っこを溶かして最終的には根っこが無くなりグラグラしてきて乳歯が抜けるというメカニズムになっています。

永久歯がうまく真下から伸びてこないと乳歯が抜けずに、永久歯が頭を出してきます。

この場合は放っておくと曲がって生えてきてしまいますので抜歯が必要になります。

よくみられるのが下の前歯で乳歯が抜けずに後ろから永久歯が生えてくるケースです。


抜歯をした乳歯を見てもらうと大体溶けないで残った根っこが確認出来ます。

乳歯を抜歯すると永久歯はそのスペースに向かって移動しながら生えてくることが出来るので、良い位置に永久歯を誘導するためにも虫歯ではないからいいやと放置しない方が良いです。


そのまま放っておくと?


永久歯はどんどん生えながら歯根と呼ばれる根っこの部分を作っていきます。生えたばかりの永久歯は幼若永久歯と呼ばれるまだ未完成なもので、体もぐんと成長する12歳〜15歳頃までに根っこが完成し永久歯列と呼ばれる歯並びもある程度決まってきます。

歯並びが決まってからは矯正治療でしか歯が動かなくなってしまいますので、永久歯が生えてきているのに乳歯は全くグラグラしない場合は早めに歯医者さんに相談しましょう。


乳歯が抜けた

 

乳歯を抜歯する時は根っこが残っていて、揺れも少ないため麻酔が必要になる場合が多いです。麻酔を初めてするお子様も多いのでアレルギーなどがある場合は必ず伝えましょう、6歳くらいのお子様でも最近の麻酔は表面麻酔→浸潤麻酔の順番でしっかり効かせて行えばほとんど痛みはなく処置出来ます。

揺れがあって自然に抜けそうなケースもありますので、歯科検診で紙をもらったらかかりつけの歯科に相談しましょう。



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