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うがいの効果?

更新日:2023年6月29日

保健医協会の感染予防ガイドラインでイソジンによるガラガラうがいがウイルスに一定の効果があるとあります。ただしうがいによってい細菌やウイルスはある程度は流されるようですが、インフルエンザに関してはうがいによってウイルス感染予防になると言う明らかな科学的根拠は無いようです、手洗いの方が重要ですね。



うがい薬

 


ポピドンヨード使用にあたる注意事項


・ヨードアレルギーの方は使用は控えて下さい

・過剰なヨード摂取により甲状腺機能低下を起こすことがあります

・過剰な殺菌効果により常在菌の細菌叢を破壊し粘膜障害を起こす可能性があります

・炎症を起こした粘膜を刺激しかえって症状を悪化させる可能性があります

・適正な希釈濃度で使用するようにしましょう


うがいのしすぎに注意


インフルエンザのときも報告がありましたが、うがい薬を使ったうがいのしすぎはあまり良くはありません。口腔内を無菌化することは不可能で常在菌も減らしてしまうと細菌叢(細菌の塊)のバランスを崩してしまい返って悪い状態にしてしまうこともあります

やりすぎると粘膜を傷つける可能性もありますので、何事もやりすぎには注意しましょう。


うがい薬の種類


医院で処方されるうがい薬はイソジン(ポピドンヨード)アズノール(アズレンスルホン酸ナトリウム)ネオステリングリーン(ベンゾトニウム塩化物)


イソジン(ポピドンヨード)


うがい以外にも術野の消毒など色々な場面で使われ様々な細菌やウイルスに効果がある事がわかっています。上記にしめしたようにヨードアレルギーには注意が必要です。

口腔内の消毒、口内炎、口腔内創傷の消毒、咽頭炎など多岐にわたり使用されます。


アズノール(アスレンスルホン酸ナトリウム)


イソジンとは違い、抗炎症作用があります、炎症がみられる歯肉炎や口内炎、咽頭炎だどで使われます。


ネオステリングリーン(ベンゾトニウム塩化物)


アズノールと違い殺菌作用があります、口腔内の消毒や抜歯や外科処置後の感染予防、口内炎、咽頭炎などで使われます。


まとめるとイソジンは殺菌効果が高くウイルス、細菌に対してもあるのに対してアズノールは抗炎症効果、ネオステリングリーンは細菌に対しての殺菌効果があります。

また味がイソジンが苦いのに対し他の二つは爽快感があるので歯科では良く処方されます。

 

上記以外で市販されているコンクールやGUMなどの洗口薬は歯周病予防でグルコン酸クロルヘキシジンを含み高い効果を発揮します。グルコン酸クロルへキシジンはアナフィラキシーがあった為低濃度のものしか現在は使えません。


また洗口剤だけでは歯にくっついているバイオフィルムまでは除去をすることが出来ませんので、歯には機械的な清掃(ブラッシングやフロス)が有効で洗口剤はあくまで補助的なものとして使った方が効果が高いです。

セルフLDDS(局所薬物送達療法)としてコンクールの原液をブラッシング後に歯ブラシに垂らして歯茎の溝を磨くようなやり方で浸透させる方法を勧めています。



うがい
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