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歩合給の弊害
歩合給と聞くと営業職を想像する方が多いと思いますが、歯科では一般的によく使われる給与体系となっております。僕自身も卒後3年目で勤めた医院では一定のラインを超えた段階で歩合給へ移行しました。経営的には理にかなった給与体系ではありますが何を優先するかなど治療方針のベクトルを考えると過剰診療や自費診療への無理な誘導をもたらす恐れがあるため個人的にはあまり好ましい体系では無いと考えています。 ①過剰診療 歯科に限られることではありませんが、歯科医院を受診するとまずは検査→診断という流れになります。虫歯は早期発見早期治療は良いのですが黒いだけの実質欠損のない歯を治療して人工物に置き換えるのはおすすめしません。2次カリエスと言って人工物と歯の隙間から新たな虫歯が発生しやすくなります。歯周病に関しても中途半端な歯石取りは根本的な解決にはならずプラークコントロールの方がより重要となっております。 日本の医療制度は保険診療で細かく診療点数が定められているため、売上を重視すると上記のような過剰診療を行う場合が多くなります。もちろん患者さんの同意は必要ですが虫歯がある
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2月4日読了時間: 3分


症状のない虫歯は治療すべきか?
こんにちは、今回は症状の無い歯の治療について簡単に解説します。 たまに歯医者さんを受診するとあちこち虫歯を指摘されて全く痛くないのに何でなんだろう?と思う方も多いと思います 虫歯の進行 虫歯の進行は表面の脱灰から始まり、外側のエナメル質、その内側に象牙質、さらに歯髄と呼ばれる神経血管の入っている管と続きます。 歯の表面の脱灰だけで実質欠損(穴が空いている状態)が無い状態はCO エナメル質内での実質欠損がC1、象牙質まで達するとC2、歯髄まで達するとC3と呼ばれます。この内C2くらいにならないとしみる、痛いなどの症状はほぼ出ません、またC3まで拡がっていたとしてもたまに痛むくらいですむ場合もあります。 歯は皮膚などと違い自然に治癒することはありませんので、レントゲンでわかる明らかな虫歯や穴が空いてしまった部分に関してはもとに戻らないので治療は必要です。 ただ少し黒いだけで穴があいてないCOと呼ばれる虫歯は削らない方が良いです。 早期発見早期治療は大事だと思いますが、オーバートリートメントと言ってやりすぎな治療は良くないと考えていますので患者さんには
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2025年12月31日読了時間: 2分


何故歯医者さんの治療は回数がかかるのか?
ちょっと痛みが出たり、被せ物が取れた時に歯科にかかると何故かどんどん悪い所が出てきて気づいたら半年通っていたなんて経験ある方がいらっしゃるかもしれません。
殆どの歯科医院では、初診でかかるとレントゲン、視診、歯周病検査、口腔内写真など一通りお口の中全体の情報を収集してから治療に入
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2024年11月18日読了時間: 7分


何故コンビニより多い歯科医院はつぶれないのか?
駅に降りて周りを見回すとコンビニは大体ありますが、歯科医院もそこらじゅうにある駅も多いです。コンビニは5万5956店、歯科医院は7万6886施設もあり道路を走っていても歯科の看板も良くみかけます。歯科医院が多いのは理由があって殆どの歯科医師が個人開業を目指すからです。こんなに多い歯科医院なんで倒産はあまり聞かないのでしょうか?考えられる要因をみていきましょう。 歯科医院 単価が高いから 歯科診療は国民皆保険でほとんどの人が3割負担〜1割負担となっています、窓口で支払う料金は3千円でも実際は1万円の収入となります。大体一人あたりの診療報酬の平均は一回6千円くらいなので20人診れば12万の売上になります。 訪問診療だと患者さんの負担額も1割の方が多くさらに収益を上げやすくなっています。訪問加算や介護保険なども請求出来る場合はそれぞれ算定可能でほぼ毎週診療していく場合などはかなりの保険点数を上げる事も可能です。 言わば殆どが税金で賄われています、年々上昇する社会保障費の問題がありますが、なかなか国民の負担率を上げるのは困難なため問題の先送りをしている側
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2024年10月31日読了時間: 5分


歯科医院選びのポイント
コンビニより多い歯科医院、利便性や紹介などで通い始めるかたが多いと思います。選ぶ基準がわからない方も多くいると思いますので実際に選び方のポイントを挙げていきたいと思います。 *先生によって治療方針や大切にしているところは違うと思いますので一概には言えませんが、判断の参考になる ヤバいポイント がありますので参考にして下さい。 ①掃除が行き届いていない・・ どんな業種でもそうですが、掃除が行き届いていない、トイレが汚いなど細かいところに気を配れない歯科医院は清潔不潔などの感染予防対策、器具の滅菌や管理もずさんなところが多い傾向があります。いまだにグローブや機材を使い回したりするところもあるそうなので、気を付けて観察をしてみると良いです。 ②機材がアップデートされていない・・ 医療機器は年々新しい機器が出てきます。歯科用のCTや根の治療で使うニッケルチタンファイル、歯科用顕微鏡など治療法も日々改善改良されています。毎年新しいのを買う必要はありませんが何十年も同じ機器、同じ材料、同じ治療をしている所は日々の研鑽やアップデートを怠っている可能性があります
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2024年7月4日読了時間: 6分


親知らずは抜いた方が良い?
親知らずの抜歯」= 大変、痛い、腫れるとは一概にはいえません。どんなケースで抜歯が必要か抜歯しない事のリスク、抜いた後の症状などについてみていきましょう!
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2024年4月23日読了時間: 5分


口腔乾燥症に対応する人工唾液
口腔乾燥症は唾液の分泌の低下によりお口が渇く状態のことを言いますが、唾液腺マッサージや保湿スプレー、保湿ジェルなどの使用で対策する事が多いです。 保険で使える薬では人工唾液と呼ばれるサリベートと言う薬がありますが、それほど劇的な効果はなくこまめな水分補給が推奨されているのが...
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2023年12月15日読了時間: 1分


抜歯をするかどうかの基準
歯がボロボロになったり、グラグラしてしまった場合は抜歯を勧める場合があります。 抜歯をするか否かの基準は歯科医師によって様々ですが、自分は以下の項目を考慮して患者さんの希望を聞いて判断します。 抜歯をするかどうかの基準 抜歯をする基準は...
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2023年11月10日読了時間: 3分


アセトアミノフェン使用について
コロナ禍で多用されていました解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンですが、厚労省の通知で禁忌から慎重投与への変更がありました。 アセトアミノフェンは子供や疾患を持った高齢者によく使用される解熱鎮痛用ですので、禁忌からの使用拡大はありがたいですね、ただし慎重投与となっていますので注意...
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2023年11月7日読了時間: 2分


嚥下スクリーニング検査
嚥下機能は飲み込みだけでなく、様々な要素が絡み合っておこなわれるため嚥下機能評価では各項目について確認し評価します。 検査する前に患者さんの全身疾患や服用薬、看護サマリーなどの情報は必須です、情報をしっかり頭に入れてから検査に入りましょう。...
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2023年10月31日読了時間: 4分


「おいしさ」とは何か?
動物は生きるためのエネルギーを摂取するために「食べる」という行為をしています。人はそれに対して料理という作業を行うことにより様々なバリエーションに富んだ食べ物を食べることが出来るようになりました。さらにそれぞれに対して「おいしい」「おいしくない」という感覚をもって生活をしています。 摂食嚥下リハビリテーションにおいても患者さんによって反応の良い食べ物や「まずい」「おいしくない」と言って好き嫌いが分かれるケースが多いです。 今回はその「おいしさ」についてみていきましょう。 「おいしさ」のタイプ おいしさは4つのタイプがあると言われています(京大 伏木ら) ① 生理的なおいしさ 体に必要な栄養素を含む味がおいしいと感じる感覚で疲れた時の糖分や汗をたくさんかいた時の塩分など、人や動物に共通の生理的な感覚となります。 ②文化的なおいしさ 幼少のころから食べ慣れた味がおいしいと感じる感覚で、人の文化の上で発展してきた食の歴史に合致するものはおいしいと感じます。 ③情報によるおいしさ 高級・本格的・安全などの情報から与えられたものに感じる感覚で脳内の味覚処理
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2023年9月22日読了時間: 4分


歯生え薬、来夏治験
以前から研究されていた京大発のベンチャー企業がいよいよ2024年7月頃から健康な成人での治験が始まるそうです! その後は先天性無歯症の患者さんを対象に治験し30年の実用化を目指しているそうです。 https://news.yahoo.co.jp/articles/63882b418a5cdb05bb298dc2eb39229579af5c26 サメのように何度でも生え変わればブリッジや入れ歯、インプラントのような歯科治療の必要が無くなる可能性もあります。C3以上の歯は抜歯して入れ替えなんて事態も起こるかもしれません、実用化に期待しましょう。 研究
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2023年9月8日読了時間: 1分


虫歯の進行
「虫歯は削る必要がないと判明」 というインパクトのある記事があったので読んで見ました。シドニー大学の研究で削って詰め物をするグループとオーラルケアというフッ素塗布やシュガーコントロールをするグループに分けて虫歯の経過を観察したそうです、するとオーラルケアのグループの方が虫歯の減少率が高く、無理に削らなくても良いという結論になりました。 ただ小さな虫歯に限られたことで大きく穴が空いてしまった虫歯は従来通りの方法で治した方が良いとのことです。 インターネットに限らず、テレビなどのメディアの表現はインパクトを出すため大げさなものが多いので誤解を招きやすいです。 初期虫歯があったら早期に治療は遠い昔の歯科の常識でしたが、お口の中の環境が改善されて適切に口腔のケアがされていれば急激に虫歯が進行することは無いと言うことを言っているのだと思います。 個人的には、お手入れのし難い歯と歯の間は初期でも穴が空いていたら治療した方が良いと思います。ただお口の中の環境が常にバイ菌に晒されている方は虫歯の進行ももちろん早くなるので注意が必要です。 虫歯の進行...
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2023年8月29日読了時間: 4分


嚥下障害の重症度分類
スクリーニング検査やVE検査、VF検査を行い嚥下機能評価をした後に重症度の判定をする事があります。嚥下障害の重症度分類は色々な種類のものが考案されています。 下に代表的なものをご紹介します。 ❶ DSS 摂食嚥下障害臨床的重症度分類( dysphagia severity...
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2023年8月14日読了時間: 1分


歯の充塡が長持ちするには
実際に臨床でも同じようにしっかり虫歯を除去して、接着面積や接着面を考慮して 充填しているにも関わらず、1年持たずにボロボロになってしまう症例や 何年も良い経過を辿っている症例もあります。実際、自分自身も大学生の時に治療して貰った樹脂の治療は20年位経過していますが、まだ良い...
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2023年8月1日読了時間: 3分


摂食嚥下障害が疑われる症状
摂食嚥下障害はイメージ的にむせこみという症状の有無で判定しがちですが、口腔機能の低下や不顕性誤嚥の可能性もあるので、それ以外にも注目する点があります。 以下に代表的な症状をあげてみます。 嚥下障害が疑われる症状 ・誤嚥、窒息があった ・肺炎、発熱を繰り返す...
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2023年7月21日読了時間: 2分


歯の神経を抜くか否か
歯の治療で良く判断に迷うのが虫歯が深くて神経に近いもしくは一部が露出してしまった場合の処置です。神経が出てしまっても感染が神経まで広がっていない場合は神経を残すこともありますし、神経から距離のある虫歯でも痛みやしみの症状が強い場合は神経の処置をして痛みをとることもあります。...
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2023年7月11日読了時間: 3分


認知症患者の摂食嚥下障害の特徴
認知症と言っても人それぞれ脳の障害部位によって様々な行動の変化、症状があります。 食べ物を認知する先行期において認知症や失認、失行といった高次脳機能障害によって問題が起こってくるケースが多くなってきます。 短期記憶の障害によって少し前の食事をとった出来事を忘れてしまうことが...
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2023年6月27日読了時間: 4分
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